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【ミニインタビュー】2023年度審査員 竹内康彦さん

 2023.05.19

第3回目のインタビューは、編集者の竹内康彦さんです。2017年より雑誌『イラストレーション』の編集長を務められており、
『石黒亜矢子作品集』『イケガミヨリユキ作品集』『たむらしげる作品集』など多くの書籍の編集も担当されています。
普段から多くのクリエイターや作品と接していらっしゃる竹内さんは、どのような作品を期待しているのでしょうか。


編集を担当した『石黒亜矢子作品集其の弐』の表紙の色校正に赤字を入れているところ



編集長を務められている、雑誌『イラストレーション』


竹内 康彦
「イラストレーション」編集長

1982年生まれ。編集者。大学卒業後、出版社にアルバイトとして入社。2010年に玄光社入社。2017年より雑誌『イラストレーション』の編集長を務める。
編集を担当した書籍に『石黒亜矢子作品集』『イケガミヨリユキ作品集』『たむらしげる作品集』など

 

ーコピックアワード2022の作品で気になるものはありましたか?

作品名:Hand-painted beach, coconut tree, tank 300, to find their original heart
作者名:杨增光


Hand-painted beach, coconut tree, tank 300, to find their original heart」/ 杨增光

落ち着いたトーンのリアルな表現で、ひと昔前の作品のようにも見えますが、そこが逆に新鮮でした。車の重さまで伝わるような丁寧な描き込みに好感が持てます。


ー作品を観る際はいつもどのようなところに着目していますか?また、コピックアワード2023ではどのような作品を期待しますか?

イラストレーションの発注を受けた際に、問題なく対応できるクオリティがあるか?は常に意識します。また、その作家ならではの創意工夫があるかどうかも注目しています。オーソドックスにレベルの高い作品も見たいですが、「この作品、コピックで描いたの?」と思わせられるような作品が見られるとうれしいです。
 


この数年で担当した作品集から一部を紹介
 

ーコピックに対してどういった印象をお持ちでしょうか?

コピックはすぐに描けるというのが魅力的だと思います。発色のよい鮮やかな色が印象的ですが、混色でどれくらい表現の幅が広がるのかも気になります。日本だけでなく、世界中で使われている画材ですので、今回の審査でも世界中からの応募作品を楽しみにしています。
 

ーコピックアワード2023審査員としての意気込み、応募を予定している方へのメッセージをお願いいたします。

これまで審査をしたコンペは画材が自由なことがほとんどでしたので、画材が限定された中でどんな技法で描かれた作品に会えるか楽しみです。応募を迷っているなら、絶対に応募した方がいいと思います。多くの人に作品を見てもらうことは、とても大事なことですから。


ー竹内さん、皆さんへの熱いメッセージありがとうございました!
 

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